「保険会社が知られたくない生保の話」レビュー

「保険会社が知られたくない生保の話」という本を読んだので簡単にレビューしたいと思います。

この本を読んでほしい人

これから保険を契約しようと考えている人

これから保険の見直しをしようと考えている人

家計の節約を考えている人

保険に月何万円もかかっている人

上のような人はぜひ読んで見てほしいです。

本当に必要な保険が何かわかり、不必要に保険に加入している人は家計の節約に繋がるし、これから契約する人も不必要な保険に加入することを防げるはず。

また、保険について詳しくない人も、これを読めば、保険営業のカモにされることがなくなるはずです。

この本を書いている人

この本を書いている人ですが、過去に保険営業をしていた方で、現在は自営で公演や執筆、保険の有料相談をされています。

現在保険販売による収入を得ていないことから、公平な立場で保険についてお話しされています。

保険関連の書籍を読むと、時々書いた人が保険会社の人で、本の中でちゃっかり自社のサービスをおすすめしていることもあるので、どんな立場の人が書いているかは、結構重要です。

本の概要

本の内容を私の言葉でざっくりまとめます。

詳しい内容は実際に本を読んでいただきたいと思います。

そもそも保険は何のためにあるのか?

著者の主張は、

保険業界は、情報開示と価格競争が進んでいない。透明性が乏しい金融商品を買い込んで安心するのはおかしな話なので、消費者が保険を利用するとしたら、一定期間、世帯主の万が一に備える程度でいい。

とまとめています。

全てのことを保険でカバーしようとするのがそもそもの間違いで、貯金などでカバーできない部分だけを保険でカバーすれば良いということです。

そう考えると、医療保険は高額医療費制度と貯金があれば不要だし、老後の資金や子供の学資などもわざわざ手数料が高額な保険商品を使って貯蓄する必要はないです。

なんとなく不安だからといって、保険商品を目的別にあれこれ買い込むよりも、その分を何にでも利用可能な貯金をした方がよっぽど安心でしょう。

保険は運営実績や手数料などが明らかにされておらず、おそらく多くの部分が、手数料や広告費に使われている事が明白です。

将来の不安から、そういったものをたくさん買い込んで果たして安心と言えるのでしょうか?

訳の分からない契約には近づかない方がいい

本来保険はシンプルでいいはず。

ごちゃごちゃと訳のわからない契約はそもそもユーザー目線とは言えない。

本来は簡単な話をわざわざ難しくすると業界関係者は儲かるのではないか?

特約など、契約内容が複雑で分かりにくくなればなるほど、契約が妥当かどうか検討するのが困難になるため、手数料を多く取れるのではないか、ということでした。

私自身、あれこれ説明されると、だんだん考えるのが面倒になり、なんとなくいいような気がして契約してしまったことが過去にありました。

こういったものは、保険会社が手数料を多く取るために作ったものと考えて、今は契約しないようにしています。

何かあった時も、「こういう場合は適用されるが、こういう場合は適用されない」などいちいち考えずに、単純に「こういう場合は○円」とシンプルな方が分かりやすくて、保険金や給付金を請求する際も面倒じゃないです。

よくわからない話には近づかないようにして、保険活用は必要最小限にとどめる。

何も見ずとも契約内容が言えるくらいシンプルな保険がベストですね。

医療保険が不要な理由

私たちは健康保険に加入していて、保険証を持っています。

これにより、普段病院にかかっても負担が3割でいいということくらいは皆さんご存知かと思います。

問題は入院手術などで医療費が高額になった場合ですが、これも健康保険に高額医療費制度というものがあり、所得によって上限は変わりますが、一般的な所得の方は1ヶ月の医療費の上限が7〜8万円と決まっています。

また、多くの企業はさらに付加給付というものがあり、医療費が2万円を超えた分は給付金が返ってくるという制度がある場合もあります。

医療保険に加入する前に、自分の健康保険や公的制度でどれだけカバーしてくれるのか把握した上で、それでも必要という場合に加入する程度で十分です。

率直な感想

そこまで言っちゃって大丈夫?と心配になるくらい、はっきりと保険の黒い部分について書かれていて、正直これは保険業界に勤めている側の人から見れば、本当に顧客に知られたくない情報が満載と言った感じでした。

タイトル通り「保険会社が知られたくない生保の話」そのものです。

私たちは普段、保険会社のCMや営業担当から保険の話を聞くことはあっても、それは保険会社が都合のいいように発信している話です。

こういった保険会社と関係のない人の目線で保険についての意見を聞けるのはとてもよいことだと思いました。

保険は非常時に貯金では不可能なまとまった額のお金を受け取るためだけに活用し、それ以外はわざわざ手数料の高い保険で備えるのではなく、貯金など別の方法で備えればよいということを言っているのですが、全くその通りだと思います。

このことに気が付かずに、保険ビンボーになっている人は多いと思うので(うちもかつてそうでした)、もっとこういう考え方が広まったらいいのになぁと純粋に思いました。

保険に関する本では、こちらもおすすめです。

「わが家にピッタリな保険の選び方」という本をよんだので、こちらの本をレビューします。 書けばわかる! わが家にピッ...

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